日本では、残業や夜勤が当たり前の職場が多く、生活リズムの乱れで慢性的な体調不良に悩む人が少なくありません。そこで今回は、免疫力が落ちやすい人に向けた、体調管理法にフォーカスを当ててみました。
まず1つ目にやってみてほしいのが、部屋の空気を入れ替えることです。何時間も窓を開ける必要はなく、5分や10分程度でもかまいません。きちんと部屋に新鮮な空気を入れることによって、室内の汚れた空気を排出できます。ホコリや細菌、ウィルスが飛び交う汚れた空気の中にいれば、どんなに健康な人でも体調を崩してしまいます。空気は目に見えないからこそ、こまめに換気を行いましょう。
加えて、冷暖房完備の室内で常にエアコンを使っている場合、空気は乾燥しがちです。空気が乾燥するとウイルスが活性化するだけでなく、乾燥は喉の不具合の原因になるため、きちんと湿度を保つことが重要です。
そして2つ目の方法が、寝る前と起きた時にコップ一杯の水を飲むことです。私たちは日常のみならず、寝ている間にも汗をかいています。案外、現代人は水分不足に陥りがちであり、喉が渇いたと感じた時には不足している状態だといわれています。水分が少なくなれば、老廃物の排出がスムーズにいかなくなり、筋肉や脳へ酸素や栄養成分を正常な状態で送ることもできなくなります。当然、その状態を放置すれば、体調も悪くなってしまいます。そうならないよう、きちんと水分を補給する目的で、寝る前と起きた直後に水を飲むことを習慣化しましょう。
最後の3つ目が、睡眠の質を高めることです。ただ睡眠時間を確保するだけでなく、睡眠の質を良くした方が免疫力アップという点では大きな効果が期待できます。睡眠の質を改善するには、就寝環境を整える必要があります。遮光カーテンで部屋をしっかり暗くしたり、温度・湿度を管理したり、寝る前にスマホを触らないようにしたりと、色々な方法があるためぜひ取り入れてみましょう。